ヘディスの世界へようこそ!
このページでは、ヘディスを120%楽しむための公式ルールを分かりやすく解説します。
基本をマスターして、あなたも今日からヘディスプレイヤー!
試合の準備:ヘディスに必要な用具


ヘディスをプレーするには、以下の専用用具を使用します。
直径15.9cm、重さ100gのゴム製ヘディス専用ボールを使用します。この特殊なボールが、安全かつダイナミックなラリーを実現します。
ヘディス用に強度を高めた専用ネットを使用します。
一般的な卓球用の台(国際規格サイズ推奨)を使用します。
※安全確保のため、天板の厚さが18ミリ以上の台を推奨します。
得点とセットについて



ヘディスの試合は、ルールはシンプルでほぼ卓球と同じです。ポイントを積み重ねてセットを獲得し、最終的に規定セット数を先取することで勝利が決まります。
勝利条件
1試合は、2セットを先に獲得したプレイヤーの勝利となります。
1セットは、11ポイントを先取することで獲得できます。
デュース: スコアが10対10で並んだ場合(デュース)は、そこから先に2ポイント差をつけたプレイヤーがそのセットを獲得します。(例:12-10、13-11など)
サーブのルール


サーブの方法
自分のコートでボールを1度バウンドさせた後、相手コートに1度バウンドするように打ちます。サーブエリアの指定はなく、相手コートのどこを狙っても構いません。
サーブ権
サーブ権は、3ポイントごとに交代します。ただし、スコアが10-10以降(デュース)は、2ポイントごとに交代となります。 なお、各セットの最初のサーブは、前のセットと異なるプレイヤーから開始します。
サーブの失点・やり直し
- サーブミス(失点): 正しい方法でサーブができなかった場合は、相手の得点となります。
- レット(やり直し): サーブがネットに触れて相手コートに入った場合(ネットイン)や、相手コートのエッジに当たった場合は、ノーカウントでやり直しとなります。
レシーブとラリーのルール
サーブが入ったら、いよいよラリー開始!スピーディーな攻防を制するためのルールです。
返球の成功
- 相手コートでボールが1回バウンドするように返球できれば成功です。
返球の失敗(相手の得点)
以下のような場合は返球失敗となり、相手プレイヤーのポイントとなります。
- 返球がネットを越えなかった。
- 返球が相手コートに入らず、コート外に落ちた。
- 返球が自分のコートで2回以上バウンドした。
ヘディングボレー(ノーバウンドでの返球)
- 相手の打ったボールが自分のコートでバウンドする前に、直接ヘディングで返すこと(ヘディングボレー)は認められます。
- 重要: ヘディングボレーを行ったプレイヤーは、返球後、速やかに体の一部(足の裏など)を床に触れさせなければなりません。 これは、プレイヤーが卓球台の上に留まり続けることを防ぐためのルールです。
- 注意:サーブレシーブ時にヘディングボレーを行うことは認められず、行った場合は相手のポイントとなります。(サーブは必ずワンバウンドさせてからレシーブします)
ネットイン
ラリー中にボールがネットに触れて相手コートに入った場合は、そのままプレー続行となります(有効な返球です)。
エッジボール
- ラリー中にボールが相手コートのエッジ(台のふち)に当たった場合も、そのままプレー続行となります(有効な返球です)。
天井などへの接触
- 返球したボールが天井や照明器具などに当たった場合は、相手プレイヤーのポイントとなります。
試合をスムーズに進めるためのルール
快適で公平な試合運営のためのルールです。
- コートチェンジ: 1セットが終了するごとに、両プレイヤーはコート(エンド)を交代します。
- タイムアウト(休憩): 各セット間には、1分間のタイムアウトが設けられます。
ダブルスの特別ルール
ヘディスはダブルスでも楽しめます!シングルスとは少し異なるルールがあります。
サーブ
- サーブ権は、2ポイントごとにチーム間で交代します。
- サーブは、チーム内で交互に行います(例:Aチームのプレイヤー1 → Bチームのプレイヤー1 → Aチームのプレイヤー2 → Bチームのプレイヤー2、のように)。
サーブレシーブ
相手チームのサーブは、レシーブ側のどちらのプレイヤーが返球しても構いません。
ラリー中の返球
- ラリー中は、味方同士で交互にボールを返球しなければなりません。同じプレイヤーが連続してボールに触れると相手チームのポイントとなります。
その他、知っておくべき重要なこと
卓球台への接触
- プレー中、プレイヤーの体(頭、手、胴体、足など)が卓球台に触れても構いません。ダイナミックなプレーが可能です!
頭部以外でのボール接触
- ボールに触れることが許されるのは頭部のみです。意図的であるか否かにかかわらず、ボールが頭部以外の体の部分(例:手、肩、胸、足など)に触れた場合は、相手プレイヤーのポイントとなります。



最も大切なこと:フェアプレーの精神


全てのプレイヤーは、ルールを遵守し、相手を尊重するフェアプレーの精神をもって競技に臨みましょう。
スポーツマンシップあふれるプレーが、ヘディスをさらに楽しくします!
まとめ
さあ、これであなたもヘディスマスター!ルールを覚えて、安全に楽しく、ヘディスのエキサイティングな世界を存分に味わってください!